こんにちは、事業開発部の橋村です!
日本の中小企業は生産性が低い
早速ですが、「日本の中小企業は生産性が低い」というデータをご存じでしょうか。
もちろん、生産性が高い中小企業もあるかと思いますが、規模の経済などの要因で、概観としては低い企業が占めています。
SDCの努力
中小企業であるSDCも、何もしなければ大企業と比較して生産性が低くなってしまいます。
だからと言って、どうやったら生産性を高められるのか、そこがSDCの課題でした。
この課題に対し、今期SDCが取り組んだのは、「自らが提供するソリューション(CATO/Cisco製品等)を、徹底的に社内に導入して顧客目線のノウハウを率先してためる」ことでした。
SDCは中小企業であるからこそ、全社へのソリューション導入が容易であり、かつ互いにソリューションに対する疑問を投げあえる風通しのよさがあります。
これまでSDCの社内に導入したソリューション群は下記のとおりです。
- CATO:SASEソリューション
- Cisco Duo:多要素認証(CATO、AzureADと連携)
- Duo Device Health:端末のポリシー制御
- Cisco Umbrella:DNS・プロキシを活用したクラウド型セキュリティ
- Cisco Secure Endpoint:高度なマルウェア対策と脅威インテリジェンス
- Duoセントラル :全社利用アプリ/WEBサイトダッシュボード
- etc.
この活動を通じ、ソリューションそれぞれの良さや使い辛さを実感することで、構築ノウハウだけではないお客様目線での運用ノウハウが溜まりました。
ある打ち合わせでお客様へ「私たち社内ではこのようにソリューションを構築し、運用しています」とお伝えしたところ、話の信ぴょう性があったからかお客様のリアクションが以前と明らかに変わったとの社員の声もありました。
一つの仕事を進めるために要するお客様との打ち合わせ回数が少なくなり、まさに労働生産性が以前より高まりました。
SDC社員のフィードバック
もちろん、ノウハウを使うような業務は生産性が高まっても、社内に導入したシステムによって生産性が下がったと感じた方もいます。(下記グラフ参照)
セキュリティを高めれば高めるほど不便になる面もあることは予想の範囲内でしたが、この声を次のニーズと捉え、利便性もセキュリティも向上できるよう今後の改善につなげていこうと考えています。
また、何よりも実際に自分たちが提供するソリューションを日々触ることで、多くの社員に当該製品の提案ができる自信がついたのが、今回の活動の一番のポジティブな効果だと感じています。(下記グラフ参照)
検証環境がないなら自社でやればいいじゃないと本営みを始めたのですが、中小企業だからこその進め方であったし、自社ソリューションへの興味と理解・業務生産性の向上につながったと実感しています。
今回の結論
自社の生産性向上には、まず自社のソリューションを自社内で使い倒すのはおススメです!
使い倒して体感して合点がいってこそ、そのソリューションに自信を持ち、付加価値を生み出す力が出てきます。
ぜひ、今後のSDCにご期待ください!