SDC社員の関心ごと 2021年4月をプレイバック

 

こんにちは、事業開発部の橋村です。

プレイバックシリーズ2本目、今回は2021年4月を振り返ります。

 

男子ゴルフの松山英樹選手(29)が日本男子初のメジャー大会初制覇を遂げたこの月に起こった出来事の今を見ていきましょう。

 

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1.「2021/4/2 NICTが時刻配信をNTPに一元化、HTTP/HTTPSによる配信は「2022年3月31日」で終了

そもそもHTTP/HTTPSで時刻同期している環境は個人的に見たことがなかったのですが、影響があった方はWorldTimeAPIを使うなどで切り抜けている様子。

今年も時刻同期関連では「うるう秒、2035年までに廃止へ 」や「ゲームの「10年プレイしない」実績解除のために時間をすっ飛ばした結果「2038年問題」にぶつかってSteamのフォント表示が大混乱」(2038年問題(Wikipedia))と色々と気になる記事がありました。

2000年問題を彷彿させる2038年問題ノストラダムスの大予言のようですが覚えておきたいですね。

 

2.「2021/4/6 日本企業のSASE認知度は53%、クラウド時代のネットワークセキュリティに遅れ

2019年にガートナーが提唱したSASE(Secure Access Service Edge)、コロナ禍という追い風があり知った方も多いのではないでしょうか。

2021年のハイプサイクルではSSE(Security Service Edge)、セキュリティ箇所(SWG、CASB等々)のみ抜き出した概念も出てきました。

 

とかく最近はアルファベットを組み合わせた横文字が多すぎると思います。

日経クロステックのSASE・UEBA・SWG…、何個知っていますか?注目セキュリティーキーワードまとめ で振り返ってみませんか?

 

3.「2021/4/9 セキュ担当者の6割強が「ゼロトラスト」を理解していると回答

SASEの次はゼロトラスト。ゼロトラストもコロナ禍によるリモートワークが追い風になりました。

2022/7に、SASEを提唱したガートナーがなんと「2025年までに、組織の60%は、セキュリティの出発点としてゼロトラストを採用する。しかしその半数以上がゼロトラストのメリットを得られず失敗する」と仮説を立てています。(Gartner、2022~2023年のサイバーセキュリティに関する8つの主要な仮説を発表

この仮説、果たしてどうなるか、失敗しないためには何が重要なのかを考えてみましょう。

 

4.「2021/4/14 カプコンへの不正アクセス、侵入経路は予備に残した以前のVPN機器

2020/11に起きたセキュリティインシデントの原因が発表されました。

本インシデントの攻撃者Ragnar Lockerは、未だにギリシャのパイプライン企業などに攻撃を続けています。

他にもCubaやPhobosなどが猛威を振るっており、深刻化するランサムウェアの被害を厚労省サイバー攻撃対策強化の指針を示しているものの攻撃を受ける医療機関が相次いでいます。

サイバー保険を利用している企業も増えており、2021年には世界のサイバー保険市場規模は103億ドル程度でしたが、29年までに636億ドル程度になると予測されています。

まだまだ日本企業の加入率は8%と低いので今後成長の見込みがあるものの、補償範囲の明確化や保険商品開発者のITスキル向上など様々な課題を解決しないといけませんね。

 

5.「2021/4/26 ブログ始めました。 | NTT Com DD株式会社

弊社SDCはSCSKとNTT Asia Pacific Holdings Pte. Limited (NTT AP)との合弁により設立されました。NTT APはNTT Ltd. の完全子会社であり、NTT Ltd.はDimension Dataの…と書くとNTT Com DDにつながるまで長々となるのですが、結論「SDCはNTT Com DDとCiscoビジネスで手を取り合っています」。

 

この詳細はまた別記事で記載させていただきますが、NTT Com DDも2022/4ごろに弊社に先んじてブログを始めています。

Cisco製品に関する技術検証ブログ記事も記載されていますのでご覧になってください。

 

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こう振り返ると、2021年4月の段階でSASEやゼロトラストの認知度・理解度は5割を超えているものの、未だに実現が難しい技術であることは否めないと思います。

SDCで取り扱っている製品もありますので、ぜひお声かけください。