AIがつなぐ未来! ChatGPTがCisco MerakiのAPI利用で大活躍!

 

こんにちは、事業開発部の橋村です!

 

ChatGPT、Cisco Meraki APIとは?

今回はCisco MerakiAPI利用にChatGPTが役立つという話です。

ChatGPTはOpenAI社の~といった詳細な説明はWikipediaに任せるとして、簡単に言えばChatGPTはAIチャットツールです。チャットの回答の尤もらしさが高い水準であり、下記のように様々な試験を突破するほどのため、ITニュースやテレビ番組で連日取り上げられています。

ChatGPTが米医師資格試験で合格ライン|最新医療ニュース|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト

AIツールのChatGPT、米名門大の試験を次々通過 - CNN.co.jp

 

また、Cisco MerakiAPIは、ソフトウェアがMerakiクラウド プラットフォームおよびMerakiマネージドデバイスと直接対話するためのインターフェースです。要は、Merakiの設定変更や監視、アクセス制御などをHTTPの呼び出しで実行できるようにするツールです。

非常に役立つツールではあるのですが、アクセスポイントやスイッチ、ファイアウォールなどとしてMerakiの導入を行うネットワークエンジニアはAPI関連の知識を持ち合わせておらず、せっかくの機能を活かすには十二分な学習が不可欠でした。このハードルをChatGPTで飛び越えます。

 

ChatGPTのCisco Meraki APIへの活用例

まず小手調べに、ChatGPTでMerakiから組織一覧を取得するためのPythonコードを記述してもらいます。

最後なぜかレスポンスからnameとidだけ抜き出していますが、必要ならorganizationsそのまま返すよう手直しすればよいのでOKでしょう。

 

本コードをAWS Lambdaで実行するよう手直しし、実行結果をS3に保存してほしいなら下記のように依頼します。

(途中省略)

 

AWS Lambdaで実行するならboto3は初期導入されているので、初っ端のimport boto3が要らなかったり、requestをimportするにはレイヤーを作る必要がありますが、作成すべきPythonコードの全体観を1分もたたずに即答してもらえるのはうれしい限りです。

 

Merakiカメラへの活用例

例えば、Merakiカメラに映る人数をカウントして、夜遅くに人が多数映ったらアラートを送るというコードの作成にも使えます。

(途中省略/base_urlのapi versionがv0ですね、古い)

メールを送信するところまで記述するよう最初は依頼していたのですが、あまりに長くなるのでそこは別出しにするよう依頼したら回答の精度が若干あがった気がします。疎結合化が大事ですね。

 

ちなみに、ChatGPTがご機嫌斜めな時は、倫理に基づいてそんなコードは出せませんと怒られました。使いようです。

所感

やりたいことを言語化しさえすればリファレンスとにらめっこせずにコードが作成できるのは非常にありがたいです。もちろん作成されたコードが問題ないかの確認は絶対必要ですが、ゼロから作るよりは労力が相当削減されます。

アプリケーション開発もできるネットワークエンジニアを目指すならいい先生になってくれるなと感じます! 

 

余談

本記事のタイトル作成もChatGPTに助けてもらいました。ただタイトル付けてくださいより、具体的な注文をするのが大事ですね。